苦い思い出…
ハッピーハロウィン〜♪
街もお店もハロウィン一色ですね(^_^;)
サロン玄関に飾ってある赤土素焼きのカボチャです。
これは私が小学生の時の作品で、とある賞も頂いたモノ。
でも、これは私の作品であって、私の作品ではないモノ…。
作陶の世界で地元ではちょっと有名だった祖父がいた事は
随分前にも記事で何度か触れましたが
そういう祖父を持つと色々あるのです(・_・;)
学生時代、美術の先生たちは「あの血を受け継いでいるなら出来て当たり前のはず!」
「孫だから賞をとってもらわないと!」等々のプレッシャーを私に常にかけていました(-_-;)
地元は美濃焼きの産地という土地柄もあり、芸術活動が盛んな地域なので
普通の市展や県展をはじめ「土と版画展」という特化したものも毎年あり
市内の全ての学校に窯があったので、幼保時代から高校時代まで年がら年中何かしら作品を作り出品している感じでした。
以前の記事にも書きましたが、「多治見あるある」で
多分どの家庭にも立派な作品たちは室内にも庭にも残っていることと思います。
そして、このカボチャはS先生が私の作品の仕上げを見て「あと一歩だな〜ここをこうすれば絶対賞を取れるはず!」と
ホンの少しではありますが私の作品に手を加えたモノなのです。
先生が言われた通り、カボチャは賞を頂きました。
でも…ずーっとスッキリしないままのカボチャなんです(-.-)
やっぱり先生が最後に触れた
一か所のおかげであの賞が取れたのかな〜?
祖父の名前で私が賞をもらった分もあるのかな〜?
などなど、常に心のどこかで問いかけていました。
学生時代、私が貰った賞状は26枚。(卒業証書や資格証書、記録証やグレード認定証などは除いて)
内訳は、絵画12枚、焼き物5枚、読書感想文3枚、科学作品展3枚、書道3枚です。
その中の最高賞は書道の全国大会の金賞、次は絵画の県展の優秀賞、
あのカボチャはその下の賞(入選)でした。
焼き物以外でも賞をとれてたから
私は私の力もあったはずだと思いたいのですが
あのカボチャの一件でいまだに疑問が拭えません(*_*;
孫は私だけじゃなかったから、他のみんなも同じように先生からプレッシャーをかけられていたのだろうか?
同じように手を加えられたりしたのかな?
カボチャを見るたびに蘇る苦い思い出です…。
私が今頃になって作品製作に力を入れてしまうのは
苦い思い出が原動力の1つかもしれません。
誰かに手を加えられたモノではなく、私が作ったモノで何のしがらみもない誰かにちゃんと認めてもらうというコトの為に…。
木工だけにとどまらず、陶器の世界にも踏み込みつつある今…
今までかたくなに陶器の世界には踏み込まず、どちらかというと距離を置いてしまっていた起因を思い出す。
ま、S先生はそんなこと覚えてないでしょうがね〜(^▽^;)
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只今、来月の山陽百貨店と多治見の虎渓山マルシェに向けて製作がたてこんでおりまして
ブログ更新がいつにも増して遅々としておりますm(__)m
仕事に製作に元気に過ごしておりますが、いかんせん時間が足りないのと
家に帰るとバタンキューでうたた寝してしまい、夜中に起きて慌てて色々する毎日で
メールのお返事が日をまたいでしまう事もありますがお許しくださいませm(__)mm(__)m
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- 2016.10.27 Thursday
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- by Lemongrass